こんにちは!英語の学習方法に「絶対の正解」はありません。人それぞれ合うやり方があると思いますが、私自身がこれまでに一番効果を実感し、英語資格試験のスコアアップやIELTS 7.5達成の支えにもなった学習法があります。
それが、「ディクテーション」と「シャドーイング」の組み合わせです。
今回は、私がリスニング力を大きく伸ばした具体的なステップと、その中で感じた「ある課題」、そしてそれを解消するために開発したアプリについてご紹介します。
1. 「限界ディクテーション」のやり方
私のやり方は、とにかく「1つの音源を完璧にやり切る」スタイルです。学習に使う音源はなんでもよい。私はスタンフォード大学でのスティーブ・ジョブズのスピーチを使いました。
ステップ①:限界まで書き出す
まず、その音源のディクテーション(書き取り)を行います。「これ以上は絶対に聞き取れない」 「聞こえる単語がもう残っていない」 という限界の限界まで、あらゆる音を書き出します。
ディクテーションの最中は、絶対に字幕(スクリプト)を見ないでください。 答え合わせは、限界まで書き出してから初めて行います。
15分ほどの音源であれば、丸1週間かかるくらい徹底的に、何回も何回も繰り返し聞き込みます。
ステップ②:答え合わせで「弱点」を可視化する
限界までやり切った後で、ようやくスクリプト(答え)を確認します。
ここで初めて、「自分がどの音を聞き取れていて、どの音が聞き取れていないのか」が残酷なほど明確に分かります。この「聞き取れない原因」を自覚することが、次のステップで爆発的な効果を生みます。
2. スクリプトは見ない!なりきりシャドーイング
ディクテーションで自分の弱点が分かったら、次はシャドーイングに移ります。この時点で死ぬほどディクテーションをこなしているので、ベースはかなり出来上がっているはずです。
ここでのポイントは2つあります。
- 絶対に字幕を見ながらシャドーイングをしないこと
- 「演者」になりきって話し方を完璧に真似ること
演劇のセリフを覚えるように、ひたすら繰り返して音を身体に染み込ませます。単なる発音記号の再現ではなく、話者の感情、イントネーション、息遣いといった「話し方そのもの」を完璧にコピーして暗記するレベルまでやり込みます。
この「限界ディクテーション」から「なりきりシャドーイング」への流れをやり切った結果、私はジョブズの動画をほぼ空で言えるようになり、英語の音が以前よりずっと安定して聞き取れるようになりました。
3. シャドーイングの「盲点」
この方法で確実に実力はついたのですが、一通りやり終えたあとに、ある一つの疑問が残りました。
「本当に正しく言えているのだろうか?」
シャドーイング中、自分では完璧に言えているつもり(言っている風)になっていても、実は “a” と “the” が入れ替わっていたり、細かい語尾を誤魔化していたりするのではないか?
自分一人の耳では、「自分が発した声の答え合わせ」ができないという盲点に気づいたのです。
シャドーイングの成果を本当に確かなものにするには、ディクテーションと同じように「シャドーイングの答え合わせ」ができる仕組みが必要でした。
4. 「シャドーイングの答え合わせ」ができるアプリ
当時感じていた「自分が正しく言えているか分からない」という不安を解消し、効率よくシャドーイングの答え合わせがしたい。さらに、教材はビジネスライクなものではなく、自分が熱中できる「好きな動画」を使いたい——。そんな課題が、ずっと心に残っていました。
現在、私はソフトウェアエンジニアです。英語学習中に感じたその課題を、技術で解決したいと考え、ShadowingGOを開発しました。

このアプリでできること
- シャドーイングの答え合わせ: 自分がシャドーイングした音声を分析し、どこが言えていて、どこが言えていないのかを可視化します。
- 好きな動画で学べる: 私がジョブズのスピーチで熱狂したように、YouTubeなどのあなたが大好きな動画を教材にして、モチベーション高く学習を続けられます。
まとめ:大好きな素材で、徹底的な「答え合わせ」を
英語学習において、自分の現在地(何ができていないか)を知る「答え合わせ」の作業は最高のショートカットになります。
ディクテーションの答え合わせだけでなく、これまで難しかった「シャドーイングの答え合わせ」も自分の好きな動画で実現できるアプリになっています。ぜひ、あなたの英語学習を次のステージへ進める相棒として活用してみてください!